HotcakeMemories
2018年7月19日木曜日
浜辺の思春期 1
何十年も前の夏の始まりに、所属している軽音楽部の文化祭打ち上げと称して、浜辺で手持ち花火をしていた。 自分たち含め4バンド集まった。女先輩バンド、女同級生バンド、そして男同級生バンド。 こんなこと、これまでにない経験だった。 その日はどこかで飯を食べた後、缶酎ハイを人数分こっそり買って、同じ市内の浜辺に自転車で集まった。 普段はテンション低く、シャイでひねくれていた僕も、夏の日暮れ独特の涼しさや、普段見ない私服姿の同級生や先輩に少しワクワクしていた。 --- 僕らは中学から高校に上がるタイミングで冴えない男たち4人が集まり、バンドを組んだ。 まるで、これまでの冴えなさを打破し、高校デビューを飾るのだと意気込むかのように。 そのうち一人は高校に上がることができなくて、結局3ピースバンドになった。 僕の担当はベース。機材をハードオフで揃えて、バンプの曲をコピーしたりしていた。 楽器を触ることも初めてといったもので、結構練習は苦痛だった。 バンド名は leave us alone。ほっといてくれ。 その名が体を表し文化祭後にも関わらず、他の同級生からはほっとかれていたのだった。 文化祭での出来はさんざんだったため、仕方のないことなのだけど。 疎かった僕らは文化祭の不評も耳に入らず、とりあえずやりきった気持ちでせいせいしていた。 そのタイミングで同級生や先輩から誘われた打ち上げに、舞い上がった。 僕のバンドメンバーも同様冴えないため、興味ないそぶりを見せながら、どこか嬉しそうだったように思う。 「先輩にハグしてもらうチャンスだ」などと曰い、僕はみんなの手を引っ張り参加した。 先輩女性バンドの中に、なぜか僕のことを大層かわいがってくれる先輩がいた。 会うたびに学内だろうと人前だろうと、僕のアダ名を叫びながらハグしてくる人懐っこいかわいい先輩だった。 未経験でウブな僕は恥ずかしがるものの、それが好きだった。スケベ心だ。 先輩は彼氏がいるし、そもそもちゃんと会話をしたことはないし、そして僕に度胸もない。 特に発展も何もしないことはわかりながら、そのぬくもりを享受していた。 --- ただこの日、先輩の記憶はない。 覚えているのは花火も終わり酒もなくなり、真っ暗で静かな夜の浜辺のそばのコンクリートの階段。 そこで普段は話さない女の子と手を繋いで遠くを見ていたこと。 僕はこの女の子のことを以前から気になっていた。 同級生バンドのボーカル担当の子。黒髪で地味な雰囲気だがみんなに愛されて、元気でいじられキャラだった。 一方でどこか寂しそうな様子が普段からあって、勝手にシンパシーを感じ、引っかかりをかんじていたのだった。 なぜ寂しそうなのか、ひとつもわからなかったのは僕が幼かったからに過ぎない。 僕は握った手にどぎまぎして遠くをみていたが、その子は別の同級生の男を見つめていたのだった。 つづく?
### English lesson In the Summer a few decades ago, we did fireworks on wrap-up party following the culture festival with members who are in light music club I belonged to. There were 4 bands. 2 bands of female and 2 bands of males. One of female's band were a senior by a year. It was something that has never happened before. That day after we ate something somewhere, each of us gather bringing our own drink stealthily and came at the beach in our town by each bikes.
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